9/2(日)のサンデープロジェクトに石原伸晃政調会長が出演。
以前からイラク占領作戦をしている米軍への燃料提供など、テロ特措法の適用範囲を超えた活動が問題とされていたようですが、今回は田原さんが石原氏にいきなり特ネタを「ぶつけてきた!」ような内容でした。
それは米国海軍第5艦隊(United States Naval Forces Central Command and 5th Fleet)によるニュースとのことで、田原さんが示したボードには次のような内容が書かれてました。
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「イラクの自由作戦」
日本政府は、不朽の自由作戦(対テロ作戦)の開始以来8663万ガロン(約33万kl)以上の燃料を貢献した。
「海上自衛隊による給油実績(艦船用)」
2001年度から2007年度までにアメリカに対し、約38万klを給油。
38万klのうち33万kl→約85%がイラクへ?
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これについての田原さんと石原氏とのやり取り(一部額賀財務大臣も)が興味深かったので書き起こしてみました。よかったら読んでみてください。ただし語尾が若干不正確であったり、途中省略はあります。
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石原:「テロ特措法が切れると世界にどういう影響が出るか。アフガンは世界各国、イラクに反対しているフランス、ドイツも行ってるわけですね。日本が油を供給しているのは実はパキスタンなんです。40カ国以上がやってるところで日本が離脱したとき、世界がどういう風に日本を見るのか?」
田原:(アメリカ海軍中央司令部のホームページの資料をもとにボードを提示・前掲)「実はアフガン戦争への給油をしているかにみえるけれども、実は85%はイラク用の油なんだと。イラク戦争に協力してるんだと。」
石原:「(インド洋といっても)海上活動ですから、その艦船がどこに行ってるかってことはですね、軍事作戦ですから公にされてないんですね。そんな中でイラクの近くにいくこともあるでしょうし、イランの近くに行くこともある、アフリカの近くに…」
田原:「日本からイラク戦争のために、これだけ補給してもらっている、国民がだまされたって気になる。」
石原:「いや、その艦船は一箇所に留まってるわけではないんですよね。イラクに近づくこともある、イラクの隣はイランもある…ここもイスラム国家なわけですよ。そしてその中にイスラム派内の対立を、特にイラクの場合は抱えている。過激派も、アフガンにいるであろうビンラディンの一派あるいはタリバン、こういう人たちがイラク等々でもですよ、自爆テロを指導してるってことも、これまた世間の常識ですよね。」
田原:「アフガン戦争のために協力するならともかく、イラク戦争のために自主的に協力してるってことはね、国民をだましてることになるんじゃないかと。」
CMに引き続き
田原:「額賀(財務大臣)さん、日本はアフガン戦争のために自衛艦を派遣して給油をしてるんだけど、そのほとんどが実はイラク戦争のために使われてるんだと、」
額賀:「私の知る限り、アフガンに対するテロ撲滅作戦はですね、あの911事件で3000人の犠牲者がありましたね。日本人が24人ですよ。自らの問題として主体的に取り組んだわけでございまして、そのためにアメリカとか多くの国々の後方支援をすることによってテロの作戦を封じると。それはテロ集団の動き、あるいは武器の輸出だとか、さまざまなテロ集団の動きを封じていこうということでありますから、テロ集団の動きに応じて、いろんなところで動きがあればですね…」
田原:「それは違う。アフガン戦争についてはね、中国もロシアも、イランまでがOKした。イラク戦争はね、フランスもドイツもみんな反対。だからイラク戦争とアフガン戦争は違うんですよ。日本はアフガン戦争のために自衛艦が行ってると思ったら、実は中身はイラク戦争を応援に行ってるんだということになっちゃった。…やっぱり日本の国民からすればだまされたと…」
石原:「そうじゃないと思います。というのは『戦時ミッション』ですから。イラクにしてもアフガニスタンにしても、アメリカ海軍にとってこれは戦時ミッションなわけですよね。そして限られた艦艇がインド洋という、このイスラム原理主義が潜伏してるであろうアフリカ、イエメン、あるいはイラク、パキスタン。こういうところの海上での輸送というものを阻止するために、たとえばここから出た麻薬が…テロに使われる。ですからあの場所を考えるならば、動いている艦船、イラクの戦争もアフガンの戦争もアメリカ海軍にとってはミッションは違うかもしれないけど同じなんですよ…米軍サイドからみれば同じわけです。日本としても両方の法律は別会計ですけれども、今もイラクで、もうサマワの陸上自衛隊は撤退しましたけども、空輸事業をおこなっている、そういう意味では日本は両方にコミットメントしてるわけですよね。イラクにもですね、アフガンから原理主義の者が行ってることもこれまた事実なわけですよね。それはやっぱり阻止しなけりゃいけない、それは世界各国で起こるテロの脅威、平和を乱す行為に対して国際社会が断固立ち向かうという1368の国連決議を受けてるわけですよ。イラクでおこなわれるようなテロ行動も阻止するという意味でインド洋で活動している艦船が、米軍が共用している…」
田原:「えっ?額賀さん、それでいいの?」
額賀:(突然振られた額賀氏。約3秒固まって)「いや、だからアフガンの場合は全体的なテロ作戦でございますから、その一環として日本が後方支援をしてるということでありまして、と同時に間接的にはですね、ペルシャ湾からインド洋とかね、日本の貨物船とかねタンカーとかある、そういう日本の安全のシーレーンを確保することにも役立ってるんですよ。」
田原:「ということはその油のほとんどが実はイラク戦争のために使われてたとしてもいいの?」
額賀:「いや、そんなことはないですよ。」
石原:「艦船に供給してるって書いてあるんじゃないですか?たとえばイラクで活動してるたとえば航空母艦にですね、イラクを空爆するものにどうのこうのっては書いてないんじゃ…。ペルシャ湾もインド洋も全部つながってますし、イラクでもテロが起こってる、アフガンを基点とするテロに対して防止するために…。問題は、もしミッションがほとんど混同されて、イラクのものに使われてるってのがあるのかどうかということをですね、私も(アメリカ側に)しっかりと聞かせてもらいたいと思います。(目的が違うものになってるんというのはマズイんじゃないか…に対して)目的は違わないと思います。テロを撲滅するために給油しているわけですから。イラクでおこなわれるテロに対してもやはり、それを撲滅するために、アフガンのこの作戦がおこなわれているんだと思います。」
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さてさて、本当に日本政府はこうした事実を知らなかったのでしょうか?まさか知らないうちに行なってたとか?それとも国民に知られないように隠してたのでしょうか?石原氏の言うような「(拡大)解釈」は正当なものなのでしょうか?
というか、、、(と、いつものオレ調にもどって)
率直に言って「なんか怖くね~!?」というのがまず感じたこと。『戦時ミッション』だから国民には秘密にされてしまうというのは、過去の戦争でもあった「情報統制」につながるんじゃないの!?本当は苦戦を強いられていた日本軍なのに国内的には「連戦戦勝!破竹の勢いで!」なんて報じられてたらしいし。
それに、オレの勘違いかもしれないけど、なんかこのところ「9.11」で犠牲になった日本人を引き合いに出して(もちろん犠牲そのものは大変重大な事態だが)、「9.11」は日本への攻撃でもあるという認識にもっていこうとしている感じがするのは気のせい?
テロについていえば、基本的にオレは、「テロとの戦い」というキャッチフレーズは危険だと思う。たしかにテロという戦術は卑劣だが、その行為だけをとって「悪」だと決めつけるのは絶対におかしい!なぜ「彼ら」がテロという手段を使うのか、そもそもなぜ「彼ら」が攻撃を仕掛けるのか?だいたい理由もなく人が自爆するわけないだろ!「彼ら」は果たして一方的に悪いのか?我々のいう「正義」とはなんだ?(まぁ、我々の経済的豊かさを維持するのが「正義」ということなんだろうけど)
額賀氏が漏らしたように、中東からの原油の輸入ルートがいわば日本の生命線だというのはそりゃあ本音のところだろう。「イラク戦争に反対する奴はガソリン使うな!」みたいなことを言いたいんだろう。まるでひと昔前に反原発運動が盛り上がってた頃「原発に反対するやつは電気を使うな!」と言ったのと同じだ。だけど、だからといって力ずくで中東諸国をねじ伏せるやり方がいいとは思えない。こんなことは理想論とか空想主義とか言われるかもしれないけど、やっぱ戦争はいやだ!
*(追記)
テロを力で抑え込もうというのは、沸騰しまくった鍋にふたをして無理やり押さえつけてるようなものじゃないか!?しかも「つぎはぎだらけ」で「穴だらけ」で、、、
「もとの火だね」を消さなきゃだめじゃないかと思う。消すというのはテロリストを一掃することじゃなくて、イスラム国家に対する「侵略」を見直すことだと思う。米国(や追随する日本)の覇権主義、石油資源という利権のための侵略、あるいはグローバリズムによる中東諸国の「自由化」などと言われることが事実かどうかは解らないけど、テロを起こすにもそれなりの理由があるはずだと思う。
テロを非難しながら、日本への原爆投下を正当化する国に「国際協調」という名目で追随し続けたら、きっと(中東ではたらく日本企業の人が言ってたけど)日本も友好的じゃない国の仲間に入れられちゃうんじゃないか。
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