江東区での殺人事件裁判
星島被告への判決が東京地裁で出された。「無期懲役」という判決については、自分なりにしっかり考えてみたいと思っている。
その前に、何度か閲覧させてもらっている法廷でのやり取りをさながら実況中継のように書いて見せてくれているサイトを、今回も参照させてもらった。産経新聞グループのウェブサイト「イザ!」だ。
( 江東区「神隠し殺人事件」の法廷ライブ→ http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/event/trial/213823/ )
以前、「世田谷セレブ妻のバラバラ殺人事件」や「秋田連続児童殺人事件」(こちらは書籍を購入)の法廷ライブを参照させてもらった。
オレは実際に裁判を傍聴したことがないけど、この記事を読むことで多少ともその雰囲気を味わうことができる。もちろん、実際にその場の雰囲気や生の声を聞けばまた全然違った感想を持つとは思うが、今回の事件に関して言えば、このサイトの記事を読むだけでも気分が悪くなり背筋が凍りつく思いがしたくらいだから、実際に裁判を傍聴したらきっとしばらくの間は夢にうなされるに違いないと思った。それくらい内容は凄惨を極めるものだ。
読むのにも覚悟がいるくらいだから、実際にこの公判に立ち会った関係者や傍聴人、とくに遺族の人たちの心情は想像することすらできない!
法廷ライブを読んでいて、ところどころで疑問に思ったことのひとつは、
「ちょっと、いくらなんでもそのやり方は行き過ぎじゃないの!?」
ということ。なんでも、法廷内に設置された大型モニタにいちいち細々と犯行の再現映像や実際の遺体、証拠品などが映し出されたらしい。そしてさらに、検察官によるあまりに生々しい被告人への質問……
襲ったときの被害者の状況、包丁で刺すときの詳しい状況、刺されてからの被害者の状態、刺したときの感触、遺体を「解体」するときの詳細――首をどのように切っていったかとか、どこを持ったか等々――などなど、被害者がそのとき一体どんな気持ちだったのかを想像すると、何ともやりきれない、可哀そうというよりも胸が押し付けられるような苦しい気持ちにさせられる……読んでいるだけで……。
それを間近で聞かされていた遺族の心中はどれほどのものだっただろうか!?ましてや、いちいちモニタに再現映像が流されるのだから、、、
いくら事件の真実を明らかにするためとはいえ、いくら被告の残虐さを証明するためとはいえ、まるで「死者を冒とく」しているような感じにしか思えない。
記事にあったが、東京地検の幹部の話によれば、今回の裁判はきたる「裁判員制度」を強く意識した、皆に分かりやすい裁判を行うための「実験」だったという。また凄惨な場面を見せることで一般の素人がどの程度ショックを受けるかの「実験」も兼ねていたともいう。そのために実際の痛ましい事件を使われてはたまったものじゃないと記事に書かれていたが、オレもまったくその通りだと思った。
真実を明らかにして、きちんとした量刑判断をしてもらうことは大事なことだと思うが、悲しみの中にある遺族をさらに苦しめどん底に突き落とすようなことも、果たして正しいことなのだろうか?!そこまで強い意志を要求されなければならないものなのだろうか?!
光市母子殺害事件での遺族の毅然とした態度が記憶に新しいが、だれでもそうした態度をとれるわけではない気がするが……
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