非正規解雇問題と過疎地域の活性化
少し前のブログでオレが何気に書いたこと、、、
< 都市部で「派遣切り」などで路上に放り出された人に、地方の限界集落など「過疎化」がすすむ地域に移り住んでもらってはどうだろう!? >
そのあとで何冊かの貧困に関する本を読んでみて、オレの思いつきなどは所詮、「絵空事」でしかないようだと思っていた。
ところが昨日(1/8)朝のNHKニュースを見て驚いた。
「製造業などで雇用情勢が悪化するなか、全国の農業法人が人手不足解消のため、370人あまりの人材を募集している。農水省でも、全国的に農家の高齢化や後継者不足が深刻化していることや、先進国で最低水準となっている食料自給率を引き上げるためにも、製造業を中心に解雇された派遣労働者などを農業に呼び込みたいとしている」(概要)
そうなのかぁ…!実はそういった動きがすでに始まっていたんだ!!
それは大変よいことだと思った。
ただこれもブログで書いたことだけど、問題もあるだろうと思っていた。一番の問題は過疎地域の社会の「閉鎖性」だ。日本人はもともと内輪意識が強いし、ましてや田舎の高齢者ばかりの村落、集落といったら相当「よそ者」に対する警戒心が強いんだろうなぁと想像された。
だが!!!同じく昨日の「クローズアップ現代」でまさにタイムリーなことに、今広がり始めている過疎地対策の新しい有効な活動が紹介されていた!!!
それは「集落支援員制度」というらしい。もともとはNPOの若者たちが違う目的で始めた過疎地のお年寄りとの交流が思わぬ波及効果をもたらしたという。集落(のお年寄りたち)に活気が戻ったというのだ。テレビで見ていても本当にほほえましく思えるようなお年寄りたちの笑顔、笑顔、また笑顔!!!
これまでの国の過疎地対策というのは、公共事業によって道路や「都会に引けをとらないような」立派な建造物を建てることだった。しかし過疎化はさらに進行するだけで効果がなかったという。
すでに欧州などでは気付いて取り組み始めていること、すなわち過疎地対策としては公共事業などのハード面での対策よりも、人を直接「元気にする」ようなソフト面の活動こそが必要なのだということ、、、遅ればせながらわが国もようやくそうした方向へと転換しようとしているそうなのだ。
もちろん、若者が集落に入っていけばすぐにでも活性化されるというわけではなく、最初は集落の抱える課題を見つけたり解決したりという地道な作業も必要だし、やはりお年寄りたちと本当に馴染んで「受け入れられる」までにはそれなりの交流も必要だろう。すべての地域でうまくいくとも限らない。
いろいろと課題もあるけれど、番組を見ていてひとつの大切なことに気付かされた。
それは、、、なんでも都会に近づけることが良いことだとか進歩発展だといった価値は見直されるべきだということ。その地域にもともとある優れた点を伸ばしていくという道も重要じゃないだろうか!?ということ。
若者はどうしても都会へと目を向けてしまうということも否定できないところだが、ただそれがすべてでもないかもしれないと思う。残りたくとも職がない、希望がない、活気がない、そういったことも一因じゃないかと。国の農業政策の誤りもあるかもしれない(勉強不足でわからないが)。いま、見直されるべき価値があるのかもしれないと思った。
さて、このクローズアップ現代で取り上げられた「集落支援員制度」と過疎地活性化とが、先の非正規労働者の「行き場」とマッチングされる可能性は多少なりともあるように思うんだけど、いかがだろう!?
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