政治家とか偉い人は世界を知ってるんだから、もっと元気が出るような将来像を描いてくれないかと思う。オレなんて日本から一歩も出たことないからヨーロッパ型がどーのとか全くわからない。そりゃ本でも読めばいいんだろうけど、肌で実感しないからどうしても空虚になってしまう。そこで生きている人たちの肌感覚みたいなものを知らない。
スペインあたりの人は毎日を楽しんで生きていると聞く。それでわが国を振り返ると、つくずく日本人は「暗い」と思ってしまう。
民主党中心の政権になったけど、さっそくメディアは厳しい目でばかり見ている気がする。ちょっと性急すぎないだろうか、、、100日ハネムーンなんて慣習はないけど、もうちょっと長い目で見てもいいんじゃないだろうか。
民主党政権になれば何かが劇的に改善されるなんてことはたぶんないと思っている。企業も家計もすべてがうまくいくなんてことは考えられない。どこかが良くなっても、きっとどこか別のところは良くならないか悪化するんだろう。
やれ官僚に勝てるのか!?やれ景気は良くできるのか!?やれ外交はうまくやれるのか!?、、、、、、
そんなもん全部「理想」どおりにいったらそれこそ民主党は神様になる。人が神様になれるわけないだろう。
「現実に起こっていることはすべて正しい」というわけじゃない(本を読んでないので字づらだけで語ってしまうけど)。オレはこれまで自民党がとってきた経済政策は少なくともその時には「最善」なんだろうと思ってきた。だけど最近、必ずしもそうじゃないんだとわかってきた。人間はそこまで頭がいいわけじゃないんだ。経済はすくなくとも常に合理的で最適な解を選び取っていくもんだと思ってきたが、どうもそうじゃないとわかってきた。なにより企業活動は自律的なものじゃなくて、時の政権与党の政策にだいぶ規定されてしまうものなんだ。だから「現実に起こっていることはすべて正しい」わけじゃない。けど、「現実に起こっていることはすべて現実である」とは言える。そんなこと当たり前じゃん!ということだけどね。あとの方の現実を必然的と言ってもいいし、真実であると言ってもいい。ようするにその時々の政権の力関係や国内的・国際的経済環境や世論などによって、その時はそのように選択される必然性があると。歴史はゲームじゃないから、後戻りして別の道を選択するなんてことはできない。歴史はその時々の唯一無二の「現実」の集積だと思う。言ってみればどんな優秀な人たちでも「ブラックスワン」を見ないでは済まされない。
民主党が政権をとったのも、もちろんそうなる必然性があったわけだ(小選挙区制という仕掛けがあったからだとしても)。
さて、抽象的な話はこれくらいにして、、、
いま世界経済はグローバル化しているという。グローバル的企業はグローバルな熾烈な競争社会で闘っている。グローバルスタンダードというのは米国型「市場原理主義」で、会社は株主のもので、それもドメスティックな株主に限定されない。生産拠点や労働力も必要ならば世界中に求める。売り場も需要があるところなら米国でも中国でも東南アジア諸国でもロシアでもどこでもいい。早い話が、トヨタは「日本のトヨタ」じゃなくて「世界のトヨタ」というわけだ。トヨタはオレたち日本の会社だ!なんていうのは時代錯誤なんだろう。
日本の法人税率が高ければ平気で安い国へ行ってしまう。賃金コストが高ければ平気で日本から離れていく。社長もへたすりゃ外人だ。GNPはGDPに変わってしまった。
そう考えると、そうした企業をとって「内需」だ「外需」だなんて言うこともおかしいことだ。企業にとってはすべて単に「需要」があるだけなんだろう。
とはいってもオレたちは日本人で、基本的にこの日本国内で暮らしている。景気という時もとりあえずは国内の景気にしか関心がない。オレたちの視点ではそうなんだけど、グローバル企業(そして「日本企業」の稼ぎ頭!)から言わせれば、こんな貯蓄性向の高い日本人は魅力ないし、そもそも少子化で需要も頭打ちだし、そのために常にデフレ傾向になっているし、財政は火の車だし、規制もあるし、税金も高いし、、、そんなとこで商売やってられない!ということになる。移民受け入れたら??とか言われても、根本的に国土が狭いんだから限界がある。地理的制約はどうしようもない。
ざっとこんな感じの我が日本だ!!
さてさて、民主党は「内需主導」と言っている。子供手当てや高速道路無料化、ガソリン暫定税率廃止などによって家計を直接に支援することで可処分所得を増やし、消費にまわるようにしようという。長期的には家計支援によって少子化問題を解決しようとしているらしい。また、先日のNHKクローズアップ現代での話によると、低賃金に支えられての競争力という構造自体を変えるのだという。「なるほど、そういうところまで考えているんだぁ~!?」と感心させられた。。。
けど、やっぱり疑問だ。企業の構造を政治的な力で果たして変えることは可能なんだろうか??それを前提にした「製造業への派遣労働の原則禁止」も、指摘されてるようにグローバル企業を国外逃亡させてしまうだけじゃないのか??
じゃあどうすればいいんだよー!?企業中心主義でもダメ、家計中心主義でもダメ、では第3の道は??「見えざる資本主義」じゃないけど、マネー資本主義から「心」をもった資本主義にできるのか??
解答は、、、もちろん素人のオレにわかるはずもない。
ただ言えることは、とにかく現実というものは常にひとつしかなく、いまの必然的なものは民主党が自分たちの考える「最善」の政策を粛々と実行に移していくことだから、とにかく民主党のやるに任せるしかない!!というのが結論だ。
先に「疑問」を呈したが、根本的には先の世界がどうなるかなんて誰にもわからないんだ。前例があろうが無かろうが、なにかが起こる時は起こる!!
ということで、いまのオレたちがすべきことはひたすら待つこと!!民主党にあれもこれもと過剰な期待をせずに、ただじっと待つのみ。できれば3年、5年くらいのスパンで自分たちの選んだ政権を見守るのみだ!!
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